ニッポンハムグループの
養鶏事業を担う
日本ホワイトファーム

ニッポンハムグループは、世界で一番の「食べる喜び」をお届けする会社を目指し、
ハム・ソーセージの製造から始まったニッポンハムグループの事業は、
今では食肉をはじめ、加工食品、水産物、乳製品、天然系調味料、健康食品など、
食に関するあらゆる分野へと広がっています。
日本ホワイトファームは、ニッポンハムグループの鶏肉の生産・飼育から処理・加工を担っており、
鶏肉全国シェアの約10%を扱っています。
近年の健康志向や国産志向の高まり、サラダチキン等の人気から
加工・業務用の鶏肉需要が増加しており景気に左右されない安定した事業です。

売上高 570億円 
鶏肉全国シェア 10%

※シェア率:農林水産省全国出荷羽数より算出

2023年3月期 売上高570億円
※2023年3月期 売上グラフ

鶏のおいしさを、
オリジナルブランドへ

一般の鶏肉に比べてビタミンEが3倍以上の「桜姫®」や、知床半島を間近にのぞむ流氷の地で育った「知床どり」、自社で配合設計した飼料で育てた「ホワイトチキン」など、オリジナルブランド商品にも積極的に取り組んでいます。

※日本食品標準成分表2015比

「国産チキン」一般社団法人日本食鳥協会に参加しています。

国産チキン あんしんも、おいしさ。
日本ホワイトファームの鶏肉

新鮮なお肉をお客様へ
お届けするために

日本ホワイトファームでは、種鶏の育成から種卵の生産、孵化、雛の肥育、さらに鶏肉の処理・加工に至るまでを一貫して手掛けることで、安全で新鮮なお肉をスピーディに商品化し、ニッポンハムグループを通じて、全国のみなさまの元へお届けしております。また商品に使われなかった部位をラーメンのスープや畑の肥料にするなど、生命(いのち)の恵みを最後まで大切にしています。

ニッポンハムグループのバーティカル・インテグレーションシステム

1日でも早くお客様のもとにお届けしたい、飼育環境や衛生管理など品質についてお客様の疑問にきちんとお答えしたい、そんな想いから生産飼育から販売までニッポンハムグループで一貫して行うバーティカル・インテグレーション・システムを構築しています。

1鶏の育成

健康な鶏を育てるために

私たちは、鶏肉を安定的にお届けするために、40年以上前から鶏の飼育に取り組んできました。"おいしいお肉は健康な鶏から"という、創業当初から変わらない信念を大切にしながら鶏を育てています。おいしいお肉をつくるために、まず健康な親どりをニッポンハムグループアニマルウエルフェアポリシーを守り、自分たちの手で育てる事から始めます。
生産5拠点で、全国それぞれの風土に合わせて鶏を育てています。健康な親どりは、良質な卵を産んでくれます。それらの卵から生まれた雛を私達の手で一羽一羽大切に健康に育てていきます。

ニッポンハムグループの
品質を守るしくみ

ニッポンハムグループでは、家畜の飼育環境や食肉製造工程の安全性と品質を確認する仕組みがあります。日本ホワイトファームでもその仕組みに則ってチェックを実施しています。

  • CHECK.1安全審査

    ブランド鶏肉「桜姫®」等の表示、商品規格などに間違いがないか安全、品質の管理体制を構築することで、お客様へ安全な商品をお届けしています。

  • CHECK.2品質監査

    ニッポンハムグループ品質保証方針に則り、製造工場の品質監査を通して工場の品質保証レベルの継続的改善に取り組み、お客様に確かな品質の商品をお届けします。

  • CHECK.3安全検査

    日本ハム中央研究所と連携し農薬や動物医薬品などの検査によって安全な商品をお客様にお届けしています。

国際規格SQF認証の取得

自社の品質管理基準をより高いものにするため、外部認証機関により国際規格である「SQF」の認証を受けています。SQFの認証を受け続けるには毎年厳しい外部監査を受け、認証基準に達している必要があります。日本ホワイトファームでは、2004年に鶏生産業界として初めて生産農場部門と処理工場部門両方の認証を取得し、以降認証を受け続けています。常に社外からの視点を取り入れ品質向上に取り組むとともに、年を重ねるごとにさらに細かな改善を続けていく。「お客様からこれからもずっと選んでいただける製品」を追求することが、真に高品質な製品作りだと考えます。

鶏の健康を守る、
徹底した防疫体制

各農場ごとに、一斉に雛を受け入れ、同じ発育ステージの鶏を一斉に出荷する「オールインオールアウト方式」を採用する事により、病原体の常在化を防いでいます。また、アウト(鶏の出荷)後には、専門スタッフにより鶏舎内のクリーニング(洗浄・消毒)が行われます。
日本ホワイトファームでは、外部委託ではなく、自社で行っています。これは自分たちの手できれいにし、自分たちの目で確認し、より清潔な環境を整えたいからです。各農場に、何万羽、何十万羽といる鶏を健康に育て上げるために、私たちは徹底した防疫体制を整えています。
出荷後は、鶏舎を徹底的に洗浄・消毒しています。鶏舎への出入りも限られたスタッフのみに制限。出入りの度にシャワーを浴びるなど、万全な衛生環境を保っています。

2処理・加工

鶏肉は鮮度が命

農場で大切に育てられた鶏一羽一羽に感謝をし、「ひとつひとつ丹念に、ひとつ残さずチェックする」を信念とし、おいしい鶏肉を心をこめて生産しております。
鶏の受入から梱包までのライン処理をスピーディーに行っています。近年では、機械化を進めておりますが、私たちは感謝の気持ちを忘れずに、確かな技術で丁寧にお肉にしていきます。

処理工程

  • 鶏受入れ
  • 内臓を取り出す

    肝、砂肝

  • 部位ごとに分ける

    もも肉、むね肉
    ささみ、手羽先、手羽元

  • 梱包

衛生管理

工場内を作業内容によって区分けし、各箇所で持ち込み制限をかけるなど、人・物の出入りを管理することで、製品の汚染を防いでいます。また場内加工場に入るには、衛生的な専用の作業着を着用し、エアーシャワー、ローラーがけ、手の洗浄・消毒を行ってから作業に入ります。衛生的な環境を保つため、作業中でも決められた時間毎に手袋・まな板・包丁等作業器具の交換・洗浄を行っています。

機械だけでなく、人の技術が必要

機械化によるスピーディな処理に加えて、人の手によって規格どおりの鶏肉への成形加工作業、また骨など異物混入を防ぐためにまずは人の目と手で検査を行いその後機械による検査を行っています。場内の室温・水温、鶏肉の品温をはじめ、鶏肉を生産するためのさまざまなモニタリングを行っています。

3その他

エキス原料への転用

農場(契約農場含む)で大切に育てられた鶏は、処理加工のプロセスでうまれる胴ガラや抜き骨、フィートなどは無駄にせず、ニッポンハムグループ内でラーメンのスープなどを製造しています。

循環型農業へ

鶏の食用とならない部位(以下、不可食部位)はレンダリングという処理が行われます。これらの不可食部位は適切な処理を行うことによって、再び飼料や畑の肥料または燃料や工業原料などの製品となり販売されます。

  • 日本ホワイトファーム環境プラント

  • 近隣農家への還元

  • はまなす有機ペレット